園長徒然記

2018年5月1日(火)

 永田町(政治家)が何かともめるのは日常茶飯事とはいえ、ここ最近、霞が関(官僚)も加わって大混乱の体たらくです。セクハラ問題に至っては、目を覆いたくなってしまいます。映画監督としてあの黒澤監督と並び称される故・小津安二郎監督は、「品行方正でなくてもいいけど、品性下劣になってはいけない」とよく言われていたそうです。自身の作品のなかでも「品行はなおせても、品性はなおらないもの」と登場人物に語らせています。“品性(格・位)”というものは、子どもが育つ過程で出会う大人の言動、生き様を通じて幼児期に身に着いていくことを私たちは自覚しておくべきでしょう。合掌(『園だより』より)