園長徒然記

2022年7月1日(金)

 県内の新型コロナ感染者数は先月20日の発表数60人から再び上昇傾向を続けています。テレビが伝える世間の風景からはコロナ禍前に戻っている印象さえ受けてしまいますが…。橘保育園では、4月上旬に梅組及び松組を閉鎖して以来、休園や閉鎖に至らずに済んでいます。実は、その後も4月5件、5月2件、6月1件、園児の感染者(職員は0)の報告を受けていたのです。このことは宮崎市には当然報告していますが、保護者の皆様には一々報告していません。それは、宮崎市が定めた基準に基づく園内での濃厚接触者がいなかったからです。これは、決して偶然のことではなく、不断の感染防止対策の結果であることは間違いありません。特にクラス単位の保育活動の徹底には相当の経費を要するのですが、補助金等は一切出ていません。保育士・調理員等の配置基準及び処遇の向上と3歳未満児の保育料無償化など、保育の現場には改善すべき課題山積です。参議院選挙が10日に行われます。是非とも保育現場の代表を送り出したいものです。合掌(『園だより』より)