園長徒然記
2025年9月1日(月)
気象庁は先月、11月までの3ヶ月予報のなかで「秋の深まりといった季節の進行が 遅い傾向が予想されていて、夏が長く、冬がすぐに来たという体感になる可能性もある。」と発表しました。どこか心寂しくなる「もの思いの“秋”」がなくなれば、日本人の繊細さの源と言われてきた四季が「三季」になってしまうのでしょうか?さて、厳しい暑さのなかでも、橘保育園の園児は毎日、お友達や先生達と元気に明るく過ごしています。先日、桃組(2~3歳児)でこんなことがありました。仲良く遊んでいたお友達の手がたまたま自分の体に当たって泣いていた女児のAちゃんに対して、男児のBちゃんは両手を広げて「いたいのいたいの、ぼくのところにとんできていいよ」と優しく声をかけてくれました。次にBちゃんは、いたいのいたいのを自分で受け止めて、「お空の上にとんでいけ!」と投げる仕草をしました。すると今度はほかのお友達が何人も、飛んで行った方に向かって「行っちゃった」とか「バイバイ」とか声をあげてくれました。泣いていたAちゃんの顔はいつの間にかニコニコ笑顔に変わっていました。お互いを思いやり、問題を自分達で解決しようとすることが少しずつできるようになってきた桃組さんです。合掌(『園だより』より)